どちらかというとM

京都在住 主に読んだ本の感想を書いていきます

生き物

長く続いているものはなんであれ生き物だと思う。イベントなら形になるために毎回新たな人が関わって連携して必要な情報を必要な箇所に行き渡らせて行く。

大きなミスは何か一つに集約されるというよりかは、そうした連携の中の誤解が積み重なってできていることが多い。処理の途中で是正される事も多いけど、放置されたり間違った対応が積み重なったせいで取り返しの付かなくなる様はちょうどガンのよう。

 

今なら、例えば何をいいたいかが結局わからなかったりする番組があったり、とことんしょうもないなと思う番組があったりしても、そうなってしまうのには色んな原因があったんだろうなと、無責任ながら想像することができる。

世界は誰かの仕事でできている、とはよく言ったもので、積み重ねた調整や努力がねじ曲がってしまうことがいかによくあることか、すなわち多くの人に親しまれる(触れた人の数だけで良し悪しを判定することの是非は置いておいて)優れた作品がどれだけ奇跡的なものか、本当に思い知らされる。

 

生き物は、ちょっとした是正を自分のうちで繰り返す。免疫といったりホメオスタシスといったりするのだと思う。生き物としての仕事にその機能は意識的に付け加えていかないといけない。PDCA報連相なんかもそれにあたる。具体的な事例をあげたらキリがないし特効薬もない。

そんな曖昧なモノは生物として酒の肴にちょうどいい。